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新緑を堪能できたかな グリーンボランティア初級講座の報告 [連携イベント]

グリーンボランティア森木会『櫟』の原稿です(相田幸一さん記)。

毎回、なな山緑地へ四季を通じて最も美しい時期にグリーンボランティア初級講座を予定していただいて大変光栄に思っています。ここ数か月間の不規則な気候変動もあり例年の緑地の状況が保たれるかどうか心配しましたが、ほぼ昨年同様の様子を見ることができました。

サイハイランが花芽を立上げ始め、シュンランは花の名残を見せ、エビネはたくさんの花芽を立ち上げ一部開花も見られました。ホウチャクソウ、ミヤマナルコユリ、ワニグチソウは花芽を垂れ、アマドコロは背を伸ばし、チゴユリはけなげにも花を咲かせています。緑地全域に見られるキンランは、西の山では昨年にも増して多くの姿を現し、すでに黄色の花色を見せ始めています。ギンランはやっと地上に姿を現してきました。ほとんどのスミレは終わりましたが、中の谷のヒゴスミレはいく輪か花を残してくれています。なな山では希少種のイチヤクソウ、コクラン、オオバノトンボソウ、コバノタツナミ、オオバギボウシ、ハンショウヅル、オオアマナなども開花が楽しみです。
ヤマザクラの終わった樹々も、コバノガマズミ、マルバアオダモの花が続き、ウグイスカグラはたくさんの実を着け色づきを待っています。
コゲラのドラミングが森に響き、識別はできませんでしたが数種類の小鳥のさえずりもありました。

落葉樹の山、常緑樹の山、アズマネザサの生い茂る山。三様の姿は生物の多様性を生み、五感を働かせ、楽しむ場ともなっています。その違いは十分体感できたのではないかと思います。それでも、これは自然界の半分の状況でしかないとのことです。残り半分は五感では感じえない深い地中に、その働き場があるのです。数えきれない生き物と構成物の種類と量。人と生き物の暮らしはその半分の恩恵・働きに負っているということです。緑地の中では、落ち葉や枯損木を分解し、木や草の養分として循環していく行程として、その一端を理解することができます。<

緑地の活動は日々の連続性の、そして毎年のように行う繰り返しの継続性の循環作業です。
その中に楽しみを見出して、楽しみの行為が少しでも、緑地の保全に・地域の活性化に・人と自然との交流に役立つことになれば、それが最良であると思います。
なな山緑地の活動の特性をひとつ挙げるとすれば、それは発生する物の有効活用ということに尽きると思います。落ち葉は畑の・山の養分として。伐倒木の大きいものはテーブル・ベンチ・プランター・緑地表札。中くらいのものは柵・土留め杭、作業道・階段などに。そして小物は木工の材として、名板・トレイ・スプーン、フォーク、ヘラなど。アズマネザサは太い順に、篠笛・草花の支持杭・畑の作物の支持杭、スダレ・めかい・シノダケヒンメリ・コースターなどの材料として。使い道は実に多様です。

緑地の観察の1時間半の中で、これらを一通りは受講者に語ったつもりです。現場を見ながらの話しで、理解しやすかったところはあったはずですが、逆にさっぱりわからなかったという点もあるのではないかと危惧しています。受講者の反応をぜひ知りたい気持ちでいます。

新緑_2017-04-23_1.jpg
新緑を仰ぐ

キンラン_2.jpg
キンラン

エビネ.JPG
エビネ


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