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「森を守る」ことに簡単な答えはないようです [なな山だより]

初めてなな山緑地の会の活動に参加させていただいたのは、1年前の10月4週目の日曜日でした。前日の土曜日にはグリーンボランティア初級講座の修了証書をいただいたばかりでした。
私がグリーンボランティアに参加するきっかけは、近所の森を後世に残していきたい、子供に自然の大切さを伝えていきたい、そして守っていって欲しいと思ったからです。しかし私自身、森のことは何も知りません。では「森を守る」とはどういうことなのか。それは自分が実際に体験して、感じたことを伝えることだと思ったからです。
この一年なな山でさまざまな体験をしました。山に入った時の空気の冷たさや真夏に木陰で感じる心地良い風、山の急な斜面を歩く時の緊張感、太い枯れ木を切り倒す時の音、その生木の重たさなどです。山は普段暮らしている安全な場所とは違います。枯れ枝が落ちていて足に引っ掛かることもあります。雨が降ったあとはいつも歩く小道が川のようになってぬかるんでいます。木々が覆いかぶさるように茂っている場所は昼間でも暗い。勢いよく歩いていて大きな蜘蛛の巣にひっかかりびっくりしたこともあります。自然について本やテレビからたくさん情報は得られますが、こういう体験はそれらでは伝えきれないところだと思います。また入会した頃、なな山では樹木調査が行われており早速、初級講座で習ったばかりの調査方法を実践するチャンスでした。普段活動する場所はきれいに手入れされています。調査を体験してみないかと言われ喜んで「ハイ」と付いていった調査場所は自然のままの場所でした。自然のままの場所は感じたまま伝えると「すごい場所」でした。背丈ほどもある笹を両手でかき分け、足元が見えない斜面を用心しながら下り、ようやく目的の調査する樹木にたどり着くといった状態です。入会して間もない私はなな山にはこんな場所もあることを知る貴重な体験となりました。
なな山で活動される方々は山や草花、畑などなど詳しい方がたくさんいて、いろいろ教えてもらえます。自然だけでなく時には人生の先輩から大切なことを教わることもあります。「森を守る」ことに簡単な答えはないようです。これからもなな山を大切に想いながら活動を続けていき、それがさまざまな体験を伝えることに繋がっていけばと思います。
    I田さん  「なな山だより39号」より

森を守る.JPG


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