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嫉妬深い山の神? [よもやま話]

「山の神」といえば何を思い浮かべるだろうか。最近では何といっても箱根駅伝のランナー。初日最終5区、小田原から箱根まで山越えコースを驚異の走力で先行者を抜き去る。どこまでも続く急坂を淡々としかも力強い走りで駆ける姿にただただ驚嘆してしまう。ネーミングがフィットしている。
この山の神、人によっては、ガミガミと口うるさい奥方を思い浮かべる人もいるはず。ひと昔前、旦那衆がときどき「うちの山の神がうるさくて……」などと告げ口していた。すでに古語になったか、最近こう豪語する旦那が減った。奥さんも神様と祭り上げられれば悪い気はしないだろうが、近頃の奥さんは旦那さんに優しいから「山の神」と呼ばれるはずもない。ちなみに「カミさん」の由来はこの「山の神」から来ているとか。
ところで、この山の神は、文字通り山を守る神様のこと。先日聞いた話では、山の神は女性だという。知らなかった。男性はいいが、女性が山に入ると山の神が嫉妬するので「入るべからず」と女人禁制になったという言い伝えがあるらしい。最近は「ヤマジョ」が増え、嫉妬していたら切りがないかもしれない。この神様には山の神の日があり、地域で異なるが12月12日が多いようだ。この日、山に入ってはいけない。山の神が木の本数を数える日で、山に入った人まで数えてしまい、その人が木になってしまうからとか(?)。

山の神
山を支配する神。全国にみられる民間信仰で、多くの土地では山の神は女神だという。しかし男神という所もあり、また夫婦(めおと)神としている例もある。山の神を女神としている地方では、この神は容貌(ようぼう)がよくないので嫉妬(しっと)深く、女人が山に入るのを好まないという。(『日本大百科全書:ニッポニカ』)

山初め.png
山の神に一年の安全を祈願する山初め


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