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ヒゲとパンツとヒンメリと [なな山だより]

 一年半ほど前に退職して年金生活者になった。何か新しいことを始めようと考えた。手軽なところからと、風貌を変えてみた。頭髪を伸ばし髭を生やし、日頃の着ているものを変えてみたりした。様々な色物を着るようになった。世の中の見え方が少し変わったようにも想えるが、大した変化にはならなかった。
 そうしているうちに少し太ってきたことから、窮屈になった胴回りを直そうとミシン掛けを始めた。ミシン掛けが好きな訳ではないが、時間はあるのでゆっくりだがパンツを作り始めた。一枚の平ったい布がミシン掛けをするたびに立体的な形になって行く。どうもこの形を変えていくプロセスを想像するのが好きだということに気付いた。世の中には文字を使って小説、詩、俳句というようなものを作る人が居るが、私は布地のパーツを縫い集めて形を作っていく、そんなことが好きなのだ。
 そんな時、なな山緑地でシノダケ・ヒンメリを始めた。シノダケ・ヒンメリ作りは、なな山緑地にあるシノダケを切り出し、洗い、一定の寸法に切り揃え、中空部分にワイヤーを通して編む、単純な作業ばかりだが最後に思いがけない形に出来上がる。完成の瞬間はいつもうれしくなる。そもそもはフィンランドの麦藁細工を模したものだが、面白い。今や、私の部屋には大小40個余りのシノダケ・ヒンメリがぶら下がっている。寝転んで見上げることが多いが見飽きない。
 時折は、写真のような光景に目を奪われたりもする。この頃は、眺めながら新たな形を考える楽しみさえ覚えた。作るのには根気が必要だがこつこつと自分のペースで進められるので自分に合っている。そうしているうちに最近は、少しずつ一緒に作る人も現れた。他の人の作品から新たな刺激を受ける、こんな楽しみも生まれた。
 退職後を第二の人生ともいうが、私の場合はヒゲとパンツとヒンメリとを通して、新たな試行と展開とを始めているようだ。どんな人生になるのか、たのしみになってきた。
『なな山だより』41号より
  N山さん

シノダケ・ヒンメリ.png
シノダケ・ヒンメリ

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里山の魅力をアピール! イベントニュース [なな山だより]

当会では、里山の保全活動のほかに、里山の自然の大切さを次の世代(若いお父さんお母さん、大学生さん、子供たち)に伝えるため、いろいろなイベント活動を行っています。『なな山だより』41号より

○多摩市グリーンボランティア初級講座  4月22日(土)
 なな山の活動について講座が行われました。活動の紹介やかつての里山と暮らしの関わりの話、観察会が行われました。
 「落葉樹の山、常緑樹の山、アズマネザサの生い茂る山。三様の姿は生物の多様性を生み、五感を働かせ、楽しむ場ともなっています。その違いは十分体感できたのではないかと思います。それでも、これは自然界の半分の状況でしかないとのことです。残り半分は五感では感じえない深い地中に、その働き場があるのです。数えきれない生き物と構成物の種類と量。人と生き物の暮らしはその半分の恩恵・働きに負っているということです。緑地の中では、落ち葉や枯損木を分解し、木や草の養分として循環していく行程として、その一端を理解することができます。緑地の活動は日々の連続性の、そして毎年のように行う繰り返しの継続性の循環作業です。その中に楽しみを見出して、楽しみの行為が少しでも、緑地の保全に・地域の活性化に・人と自然との交流に役立つことになれば、それが最良であると思います。なな山緑地の活動の特性をひとつ挙げるとすれば、それは発生する物の有効活用ということに尽きると思います。落ち葉は畑の・山の養分として。伐倒木の大きいものはテーブル・ベンチ・プランター・緑地表札。中くらいのものは柵・土留め杭、作業道・階段などに。そして小物は木工の材として、名板・トレイ・スプーン・フォーク・ヘラなど。アズマネザサは太い順に、篠笛・草花の支持杭・畑の作物の支持杭・スダレ・めかい・シノダケヒンメリ・コースターなどの材料として。使い道は実に多様です。緑地の観察の1時間半の中で、これらを一通りは受講者に語ったつもりです。」 「櫟」掲載の一文より (A田さん)

○ガーデンシティこども祭り(多摩センター) 5月3・4・5日(水・木・金)
 なな山のメンバーは「多摩の自然とまちづくりの会」がイベント参加した「作って遊ぼう」のテーマに協力しました。
 ぶんぶんゴマやペンダント作り、紙工作では鯉のぼりを作りました。たくさんのお子さんに参加いただき大盛況でした。

子ども祭り_1.jpg
ぶんぶんゴマ作り

子ども祭り_2.jpg
鯉のぼり作り

子ども祭り_3.jpg
特大ぶんぶんゴマ回し

○帝京大学教育学部 里山体験授業 5月19(金)・26日(金)
 19日は緑地の中での設問形式の学び、26日は天候不良のため大学の教室で、なな山緑地であらかじめ採取したアズマネザサを使って、シノダケ・ヒンメリづくりを体験してもらいました。

○なな山植物観察会 5月24日(水)
長池公園園長の内野秀重さんを迎えての植物観察会。同定できなかった植物は菌従属栄養植物のクロムヨウランであることが判明。東京都の絶滅危惧Ⅱ類に指定されているランでした。

○大妻女子大学家政学部の研究協力 7月23日(日)
大妻女子大学家政学部は緑地保全活動が個人的効用を示すことによって関心や緑地保全活動がさらに広がるのではないかという研究をされています。調査には万歩計を装着して計測や、アンケート調査に協力しました。

○LIFE Camping in多摩中央公園 8月12日(土)
自然を体験できる身近な場として公園の価値を再発見し、参加者同士のふれ合いを通
じて地域づくりへの興味関心を高めることをねらいとしたイベント。多摩市グリーンボランティア森木会と共催して木登り体験や枝打ち体験、竹灯篭作りになな山のメンバーも協力しました。

LIFE Camping.png
竹灯篭作り

○なな山めかい木工クラブ活動  (第2、4火曜日が活動日)
 参加者はそれぞれの目的に合わせて作品の制作に励んでいます。
 作品の一部はイベントなどでオブジェとして飾られたり、活動の紹介として展示されたりしています。

木工クラブ_1.jpg
タケコップ

木工クラブ_2.jpg
シノダケ・ヒンメリ

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特集 長池の里山クラブ - 里山の活動で充実感いっぱい! [なな山だより]

 私がボランティア活動を行っているのは、「なな山」の他に八王子別所にある「長池里山クラブ」です。週2回の活動なので「なな山」に出る日は週に3回、森で過ごしています。その他に、年3分の1ぐらい出かける信州のアトリエにも森があって、気の赴くまま一人で伐採や道づくりをしています。とにかく森の中に居ること、そこでの作業に魅力を感じ、その虜になってから23年になります。今回は「長池」のことを書くことにします。
 整備された八王子長池公園の奥まった所に、里山の原風景が再現されているエリア、そこにクラブの本拠地である作業小屋があります。田んぼや畑、炭焼き小屋、水車小屋などがあり、昔懐かしいホッとする空気が流れているので、犬を連れた散歩の人たち、俳句のサークル、スケッチのグループや鳥・虫の写真を撮りに来る人のも多くいます。「これは何と云う野菜ですか?」「いま鳴いているのは何と云う鳥?」など質問を受けて慌てることもありますが、逆に昆虫写真家からカミキリの生態を教わることもありました。広場には私が丸太で作った20個余りのオブジェが並んでいて、創るのが楽しいのはもちろんですが、それを見つけた子供たちの歓声を聞くのも愉快です。一般の人が森の道を歩き、里山で癒される、そうした開かれた公園の良さが長池にはあります。(オブジェについては「長池里山クラブ」のHP→さとやま日記→2016.4を参照
 「里山文化の継承と創造」をテーマとしている公園で、多摩丘陵の地形を残した広い雑木林と、長池・築池という二つのため池、長池見附橋からなっています。この橋は大正2年に落成した四谷から移築再建したものです。20ヘクタールの広さは「なな山」の約8倍ですが、「里山クラブ」の領域は、その中の作業ゾーン。作業小屋から周りが見える範囲ということになっています。作業の区画として1~16、それを順番に伐採して炭材に使っています。そして元へ戻ってくる頃には、作業小屋と畑萌芽更新や植樹した木が大きくなっていて、再び伐採できるという昔ながらの方法です。樹木の種類はコナラ、クヌギが大半を占め、エゴノキ、クリ、ホオノキも育っています。私が作っているオブジェの材料は炭焼きには使いにくい部分を使い、加工、継ぎ足しをして創りあげています。虫食いなどで寿命は4~5年、何回も作り変えの必要があります。炭焼きは年2回、3日間小屋に泊まって監視しながら焼きあげます。炭焼きで問題になる煙と臭いも脱煙脱臭装置の実験と改良が続けられ、かなりの効果が得られてきました。木炭の他に竹炭も人気があり、木酢液とともに「長池自然館」で販売しています。
 この公園の名前になっている「長池」は一般の人が入れず、体験ゾーンとはひと山越えた反対側に、ひっそりとたたずんでいます。一度だけ入ったことがありますが、環境省の特定植物群落に指定されていて湿地植物が生育し、それを取り囲む雑木林には多くの生物が住んでいます。
 「里山クラブ」の通常活動は月1回、その他に自主活動が週2回あり、こちらは高齢者(?)が主体です。月1回の活動は若いファミリー会員が多く、一日体験の人を含めると70~80名の時もあります。4月はオリエンテーション、自然観察、野草の天ぷら。5月は田んぼづくり、芋の植え付け。6月は田植え。7月はイモ堀とカレー。8月は案山子作り、流しそうめん。9月は自然観察会、サンマの炭火焼。10月は稲架け作り、稲刈り、柿取り。11月は脱穀。12月は収穫祭、餅つきと芋煮。1月はどんど焼き・まゆ玉焼き。2月は炭焼き・花炭、ピザ作り。3月は椎茸の駒打ち。といった行事があって、スタッフはそれらの準備が自主活動の一つになっています。このほかに正月のしめ縄や門松作りもします。その時に編んだ「しめ縄」を3年前から「なな山」の山開きのご神木に使っています。
 私は家では絵を描いていますが、主題が今までとは違って「森と人・生き物」に変わってきました。自然のなかで森に関わり、そこでの作業から健康をもらい、アトリエでは作品と向きあっている訳です。もちろん生活の雑事に追われることも多いのですが、私はいまのこの生活に充実感や幸せを感じています。週に何回か森に出かける時、いつも家内からの決まり文句「年を考えてね!」を背に受けて出かけ、戻って来ると「木くずを外で払ってきてね」と言われたりしますが、それでも私は森にせっせと通い続けています。昔の人たちが暮らしの中で営んできたのとは大分異なりますが、淡々とした自然と向き合う生活、森の空気や匂いを感じる、これは今の時代ではとても大事なことであり貴重だと思っています。
『なな山だより』41号より
  A木(弘)さん

長池里山クラブ.jpg
長池里山クラブ

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長池里山クラブ、イベントニュース、会員投稿と盛りだくさん - なな山だより41号発行 [なな山だより]

「なな山だより」41号(2017年10月号)が発行されました。今号は長池の里山クラブ特集です。長池里山クラブとなな山緑地の会の両方に参加しているA木(弘)のレポートです。長池公園の奥で活動する里山クラブで、南太平洋イースター島のモアイを思わせるオブジェを製作しているA木さんが長池公園に馳せる想いを詳細に語っています。グリーンボランティアといっても会によって違いがあり、貴重なレポートです。
イベントニュースでは、半年弱にもかかわらずさまざまなイベントに参加している当会の活動がわかります。会員によるリレー随筆では、定年退職後に参加したN山さんの大胆な変身、そしてヒンメリとの出会いが語られています。第二の人生、人それぞれでしょうが、意外な自分を発見できるチャンスかもしれません。好評の植物のおはなしシリーズ、N田さんのエッセイは「じゃがいものおはなし」。ジャガイモにまつわる変遷を面白く鋭い視点で説いています。知らないことも多く「なるほど!」と合点すること多し。

PDFは下記のホームページでご覧ください。

なな山だよりバックナンバー
http://www.geocities.jp/nanayamaryokuchi/sub3.html

なな山だより41号.png
なな山だより41号

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木(気)の多い話 -なな山だより- [なな山だより]

なな山緑地に因んで木(気)の多いお話をします。
最初の気(木)は“タップダンス”です。元々はアメリカ南部の黒人のダンスで、ドラムを禁じられた奴隷たちが足で地面を強く蹴って音を出し、思いを表現したのが始まりだとか・・・
タップの力強く自由なステップに魅了され、レッスンを開始したのは65歳の秋でした。東中野の専門店までいき色々なシューズを足に合わせ音を出している時は夢見るダンサーの気分です。買ったシューズは下から2番目の価格でも、気分は最高でした。
せめて、目指せ!たけしの映画“座頭市”!
かっこよく踊るダンサーをイメージし、レッスンを開始するも、何か変!!テンポがズレル!体がヨロケル!人よりオクレル!それでも自分を信じて、なりふり構わず床を踏み鳴らし続けたのですが・・・頭(イメージ)と足(ステップ)とリズムの折り合いが悪いことを認めざるを得ず、ダンサーの夢ははかなく1年でお蔵入りと相成りました・・・・・・が、イメージだけは今でも、いつでもダンサーです。
次に“どじょうすくい”(踊り)についてです。
島根県出雲市に古くから伝わる郷土芸能です。豆絞りの端をくるくるっとひねって頭を覆い、ひもに通した5円玉を鼻の穴に押し付け、ふところ手をして、ザルを頭の上にのせ、腰を落としてイチ!ニー!イチ!ニー!舞台中央まで進みます。
ザルを頭から取り、前を見てにっこり!腰の低さとO脚が功を奏し、よろける事もなく安定感抜群!?タップダンスよりは上手くいきそうだと思ったのも束の間、腰が悲鳴を上げたのです。結局ドジョウは1匹も掬えずじまい ト・ホ・ホ・・・・
一度は着てみたかった、踊ってみたかった”どじょうすくい踊り“に大満足でした。
私の木(気)は伐っても伐っても、萌芽更新するようです。
いつかは安定感のある切り株になりたいものです。
なな山緑地の活動に参加して、個性豊かな多くの人の知恵と努力と創意に出会い、多くの植物の生命力に感動し、刺激の多い一年でした。今までに感謝するとともに、これからも宜しくお付き合いください。
 I川さん  「なな山だより」40号より

どじょうすくい踊り_2017-05-26.jpg

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なな山にて -なな山だより- [なな山だより]

チェンソーの音がやみ、大きな大きな木がかすかに動いた。軋み音をさせながらゆっくりゆっくり倒れ始める。ドドーンと地響きがした。そして大きくバウンドした。辺りに小枝を飛び散らし、あたかも自身のすべてを放出するかのように。大地の揺らぎが足元から私の中を通り抜け、頭のてっぺんから空へ飛んで行った。私の中のどろどろした物、鬱々していたものすべてが空に飛び散った。見上げると空が広くなっている。すべてを吸い上げ何事もなかったように青々とした明るい空がある。
グリーンボランティア森木会の講習を終え所属班を決めるとき、公園ではなく里山という事が気に入りなな山を選びました。講習会で習ったはずではあるのですがその時は里山の保全ということは実感としては全く分かりませんでした。初めて知ったこの感動!樹を倒す。この作業の時はいつも側にいたい。その思いは強く、病みつきになりました。
見ること聞くことすべてが初めてで知らないことばかり。物珍しさと技術を身に着けたい一心で先輩に付きまとって歩き回り、色々教えて頂きました。どんなにかご迷惑をおかけしたことか。感謝の一言です。
楽しくて楽しくて夢中になっているうちにいつの間にか10年という月日が流れました。
10年ひと昔、何事も10年すればものになる、と言われているようですが残念ながら私にはその言葉は当てはまらないようです。10年と言われてハッとして振り返ってみると、大した技術も知識も身に付いていません。唯々自分にとって良かった、心を癒し丈夫にしてくれたとの思いだけです。
しかし、歳月は違う面も見せます。体力の衰えです。なな山まで歩いて通っていますがそれもだんだんきつくなって来ました。
そんな愚痴を言いながらもきっとまだまだ通い続けるでしょう。暑い夏の木陰の涼しさ、秋の紅葉から落ち葉の季節、そして雪が積もった時も素敵。次々と花開く春まっ盛り。太陽に透けて見える浅緑の木々の葉も美しい。倒した樹木をいろいろに使える面白さ。これからもずーっとなな山の緑に会えますように!これからもずーっと宜しくお願いいたします。
 M月さん  「なな山だより」40号より

伐倒のヤマザクラ_2017-05-14.JPG

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山と蝶 [なな山だより]

親の介護を姉に替って主体的にするようになり、なな山にはスーパーの仕事が終わって弁当を持って食べに行く程度になってしまった。皆さんの汗かく姿を見て又実家に行く。
お袋のショートステイの間を利用して百名山は昨年、12座に登頂でき折返点を通過した。5月に登った荒島岳では春の女神ギフチョウが山頂で乱舞していた。登り始めた五合目で休んでいると陽の当たる山道の草に1匹の黄色の蝶が止まっていた。アゲハ?否ギフチョウである。生きている姿は高校以来である。近づいて観察すると逃げていくが又戻ってくる。後を登って来る人に「ギフチョウがいますよ!」と教えてあげても興味を示さず自分一人興奮していた。登り続けると次々とギフチョウが現れてくる。山頂に着くと広い草原にギフチョウがたくさん飛んでいる。丁度恋の季節なのか空中で追いかけっこしている。昼飯も忘れ夢のような情景に疲れも飛ぶ。
2日後の伊吹山は5月といえ初夏の日射しでキツイ山行であった。しかし登り始めてスキー場の草地に入ると白い蝶が足元に飛んでいる。モンシロチョウとは飛び方が少し違う。止まった時に見ると氷河時代の遺物ウスバシロチョウではないか。関西の高尾山的伊吹山にウスバシロチョウが草原を普通に飛び回っている。秩父まで採取に行った昔が懐かしい。
9月下旬木曽駒ケ岳から縦走し、ガスの切れ間から一瞬見えた空木岳は天空にそびえる姿で穂高や槍ヶ岳にも負けない圧倒的な存在感がある。翌朝下山した駐車場の広場にはアサギマダラチョウが飛び回っている。花や葉にとまっているチョウの羽を見るとマーキングされている個体は一頭もいなかった。長い南下の旅の途中に会えて幸運である。今年の山行計画も出来上がったが、どんな蝶に出会えるか楽しみである。
 A木(賢)さん  「なな山だより」40号より

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ギフチョウ

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百名山伊吹山

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なな山は人も自然も優しかった [なな山だより]

六年前、妻の腹部に進行した腫瘍が見つかり手術では切除できませんでした。それでも化学治療に取り組み私も共に頑張りましたが、やはり病には勝てず、昨年1月死別しました。40数年連れ添って来た妻を失い、呆然としている私をいち早く見舞い慰め励ましてくれたのは、なな山の仲間でした。「今までのことや、これからのことを考えると眠れない」とつい愚痴を漏らすと「何も考えず、今だけを見て、今できることをしていけばいい」と仲間の一人が教えてくれました。何とかそうするよう努力していると少しずつ楽になって来たような気がしました。3月、なな山に復帰し総会の準備や写真撮影をしているとだんだん楽になってくるのが感じられました。
後になって知ったのですが、マインドフルネスというものがあり、ヨガの瞑想や仏教の座禅のように、在るがままの状況を受け入れ、何も考えず無我無想の状態を3分ほど維持する。これを毎日続けていると、脳の記憶の中枢である海馬が活性化し、ストレスで小さくなった海馬を元の大きさに回復させるというのです。米国のグーグルなどは会社としてこれを取り入れ社員の精神の健康管理をしているそうです。
さらに、今、米国でマインドフルネスの新しい形として森林浴が注目されているとのこと。森の香り、綺麗な空気、鳥の声、木漏れ日、木々の緑はマインドフルネスと同様にストレスを解消し海馬を活性化してくれる、しかも月一回で十分効果があるというのです。それなら、なな山の自然もきっと私を癒してくれたのだと信じています。
私は今年の夏に80歳ですが、10数年お世話になったなな山のために、お礼奉公として、歩ける間は少しでもお役にたつよう頑張りたいと思っています。
なな山は、人も自然も私に優しくしてくれました。ただただ感謝です。
 K田さん  「なな山だより」40号より

木漏れ日_西の山.jpg
木漏れ日 西の山

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なな山に寄せる会員の熱い想いがいっぱい-なな山だより40号発行 [なな山だより]

「なな山だより」40号(2017年5月号)が発行されました。今号は会員特集です。ベテラン・中堅・新人がなな山に熱い思いを語っています。なな山は、みんなで守り育む里山ですが、そこにコミニュケーションが生まれ深めていく心のオアシスでもあるようです。一編一編にちりばめられた至宝の言葉が、ゆったりとした美しいハーモニーを奏でています。新緑が広がり陽光が差し込むなな山で読んでみれば、さらに味わい深くなることでしょう。N田さんのてっぺん童子(わらし)も登場です。
第40号から編集委員がN原さんからI田さんにバトンタッチしました。
N原さん、長い間お疲れさまでした。ありがとうございます。
I田さん、これからお世話になります。よろしくお願いします。

PDFは下記のホームページでご覧ください。

なな山だよりバックナンバー
http://www.geocities.jp/nanayamaryokuchi/sub3.html

kaiho40_1page.png
なな山だより40号

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「森を守る」ことに簡単な答えはないようです [なな山だより]

初めてなな山緑地の会の活動に参加させていただいたのは、1年前の10月4週目の日曜日でした。前日の土曜日にはグリーンボランティア初級講座の修了証書をいただいたばかりでした。
私がグリーンボランティアに参加するきっかけは、近所の森を後世に残していきたい、子供に自然の大切さを伝えていきたい、そして守っていって欲しいと思ったからです。しかし私自身、森のことは何も知りません。では「森を守る」とはどういうことなのか。それは自分が実際に体験して、感じたことを伝えることだと思ったからです。
この一年なな山でさまざまな体験をしました。山に入った時の空気の冷たさや真夏に木陰で感じる心地良い風、山の急な斜面を歩く時の緊張感、太い枯れ木を切り倒す時の音、その生木の重たさなどです。山は普段暮らしている安全な場所とは違います。枯れ枝が落ちていて足に引っ掛かることもあります。雨が降ったあとはいつも歩く小道が川のようになってぬかるんでいます。木々が覆いかぶさるように茂っている場所は昼間でも暗い。勢いよく歩いていて大きな蜘蛛の巣にひっかかりびっくりしたこともあります。自然について本やテレビからたくさん情報は得られますが、こういう体験はそれらでは伝えきれないところだと思います。また入会した頃、なな山では樹木調査が行われており早速、初級講座で習ったばかりの調査方法を実践するチャンスでした。普段活動する場所はきれいに手入れされています。調査を体験してみないかと言われ喜んで「ハイ」と付いていった調査場所は自然のままの場所でした。自然のままの場所は感じたまま伝えると「すごい場所」でした。背丈ほどもある笹を両手でかき分け、足元が見えない斜面を用心しながら下り、ようやく目的の調査する樹木にたどり着くといった状態です。入会して間もない私はなな山にはこんな場所もあることを知る貴重な体験となりました。
なな山で活動される方々は山や草花、畑などなど詳しい方がたくさんいて、いろいろ教えてもらえます。自然だけでなく時には人生の先輩から大切なことを教わることもあります。「森を守る」ことに簡単な答えはないようです。これからもなな山を大切に想いながら活動を続けていき、それがさまざまな体験を伝えることに繋がっていけばと思います。
    I田さん  「なな山だより39号」より

森を守る.JPG


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