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酷暑に涼を求めて -せせらぎに耳をお貸しください [よもやま話]

顔を合わせれば、酷暑と異常気象があいさつになる季節です。もう既に夏バテで食欲減退という方もおられるでしょう。ビールが美味い! と喜んでいた夏。とはいえこう暑いと、この先二ヶ月も続くのかとゲンナリですね。まだ梅雨も明けていないのに……。

こんなときは「アツイ」を禁句にして忍の一字で耐えることもできますが、最近はやりの「熱中症」が心配になります。この言葉がなかった幼少期は、暑い中ボーとしていると「気合いが足りない!」と叱られたものです。科学的になったというか、人に優しくなったというか……。当たり前の話が精神論で有耶無耶にしてしまう風土のせいだったのでしょうか。無理して熱中症にカウントされるのは避けたいですね。

ではどうする? せせらぎに耳を澄ませてみましょう。桜ヶ丘公園に隣接する大谷戸公園のせせらぎです。
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木(気)の多い話 -なな山だより- [なな山だより]

なな山緑地に因んで木(気)の多いお話をします。
最初の気(木)は“タップダンス”です。元々はアメリカ南部の黒人のダンスで、ドラムを禁じられた奴隷たちが足で地面を強く蹴って音を出し、思いを表現したのが始まりだとか・・・
タップの力強く自由なステップに魅了され、レッスンを開始したのは65歳の秋でした。東中野の専門店までいき色々なシューズを足に合わせ音を出している時は夢見るダンサーの気分です。買ったシューズは下から2番目の価格でも、気分は最高でした。
せめて、目指せ!たけしの映画“座頭市”!
かっこよく踊るダンサーをイメージし、レッスンを開始するも、何か変!!テンポがズレル!体がヨロケル!人よりオクレル!それでも自分を信じて、なりふり構わず床を踏み鳴らし続けたのですが・・・頭(イメージ)と足(ステップ)とリズムの折り合いが悪いことを認めざるを得ず、ダンサーの夢ははかなく1年でお蔵入りと相成りました・・・・・・が、イメージだけは今でも、いつでもダンサーです。
次に“どじょうすくい”(踊り)についてです。
島根県出雲市に古くから伝わる郷土芸能です。豆絞りの端をくるくるっとひねって頭を覆い、ひもに通した5円玉を鼻の穴に押し付け、ふところ手をして、ザルを頭の上にのせ、腰を落としてイチ!ニー!イチ!ニー!舞台中央まで進みます。
ザルを頭から取り、前を見てにっこり!腰の低さとO脚が功を奏し、よろける事もなく安定感抜群!?タップダンスよりは上手くいきそうだと思ったのも束の間、腰が悲鳴を上げたのです。結局ドジョウは1匹も掬えずじまい ト・ホ・ホ・・・・
一度は着てみたかった、踊ってみたかった”どじょうすくい踊り“に大満足でした。
私の木(気)は伐っても伐っても、萌芽更新するようです。
いつかは安定感のある切り株になりたいものです。
なな山緑地の活動に参加して、個性豊かな多くの人の知恵と努力と創意に出会い、多くの植物の生命力に感動し、刺激の多い一年でした。今までに感謝するとともに、これからも宜しくお付き合いください。
 I川さん  「なな山だより」40号より

どじょうすくい踊り_2017-05-26.jpg

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早乙女花 -アトリエN- [アトリエN]

 白とピンクの小さな花を夏の風に揺らしながら、早乙女花は考えた。
 「いやな虫たちが私を食べようと狙っているわ。むざむざやられてなるもんですか。」
 では、どうしたらいいのだろうか?蔓をもっと太く硬くするのも、鋭い棘を生やすのも、フェンスに巻きつくには都合が悪い。
 思案の果てに早乙女花は奇想天外な自衛策を考え出した。『ペデロシド』という化学成分を体内に溜めこむことにしたのである。
 心得違いの虫どもが茎や葉に喰らいついて傷つけると、それは分解してメルカプタンというガスになり、強烈な悪臭を放つ。
 いくら虫でも臭いものは臭いのだ。みんな閉口して逃げ出してしまった。
 ふふん、どんなもんよ、食べれるものなら食べてみなさい……と、いまはやりの「ら抜き言葉」で早乙女花は得意顔。
 ところが、思いもかけぬ挑戦者が現れた。
 「おう、有難く戴いてやろうじゃないか、姐ちゃんよ」と言ったかどうかは解らないが、その虫は早乙女花をむしゃむしゃとたいらげ、挙句の果てにメルカプタンまで自分の体に取り込んでしまった。彼の天敵であるテントウムシもこれには降参である。
 早乙女花は、別名ヘクソカズラ。なな山では、バス通り際のフェンスに巻きついているのを見ることができる。
 敵役の虫はヘクソカズラヒゲナガアブラムシ。
 それではヘクソカズラはアブラムシに食い尽くされたのか?
 テントウムシに捕食されなくなったヒゲナガアブラムシは大繁殖したのか?
 決してそうはならない。
 独り勝ちを許さないのが自然界の掟なのである。
 そんな掟なぞどこ吹く風でわが世の春を謳歌しているように見えるヒト族だって、決して例外では有り得ないと思う。
 だって有史以来、こんなにも同族同士で殺し合いをしてきた種は、ほかにいないであろうから。
  N田さん

ヘクソカズラ.jpg
早乙女花(ヘクソカズラ)。提供:「写真素材足成」(www.ashinari.com)

ヘクソカズラヒゲナガアブラムシ(weblio辞書)
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%98%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9%E3%83%92%E3%82%B2%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7

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暑い中の作業のあとは、木陰でのスイカが格別に美味い! 活動記録(2017.7.9) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

 活動記録 No. 321 (2017/7/9) を作成しました。(M崎さん)
 
 最高気温35℃の予報にも関わらず、参加者の出足は良かったが、午前中だけ活動の人が多かった。力仕事の作業で汗が多く出た後、28℃と涼しい木陰のテーブルの周りで適宜休息し、水分を補給した。スイカの食害は残念だったが、残った所を切り分け試食したスイカはとても美味だった。持参の水やお茶を飲む代わりにスイカを食べ体を潤した。

 体が暑さに慣れていない夏の初めには、半日だけでも体を動かす事は良いでしょう。 暑い日が続き、熱中症になり易いので、自己管理で十分に気をつけましょう。

チェーンソー目立て講習会
 日時:2017年7月15日(土)13:30~16:30
 場所:エコプラザ多摩 多目的ホール

次の活動日は 7月23日(日) です。
ではまた、なな山でおあいしましょう。

活動概要:
西の谷奥の折損木の伐倒と処理、道路脇の柵更新、植物標本の納入
参加者:
25人(男性14人、女性11人)
連絡事項:
1. 35℃の予報なので、熱中症にならないように休み休み水分を取りながら自己管理。
2. 西の谷奥のサイハイランを保護するため、折損木を処理する。
3. 道路脇の柵の更新用に、前回用意したヒノキ材の皮剥きと柵の更新。
4. 伐倒で破損したシイタケ本伏せの補修。
5. 倉庫裏に置いていた伸縮梯子が盗まれた。
6. スイカ 5個食害に遭った。今後実るスイカを保護する網を掛けたい。
感想:
35℃の予報にも関わらず、参加者の出足は良かったが、午前中だけの人が多かった。木陰のテーブルの周りは28℃と涼しかった。
スイカの食害は残念だったが、残った所を切り分け試食した。力仕事が多く汗が多く出たせいか、休息時に試食したスイカは特に美味しく感じた。
西の谷奥の折損木を処理したので、サイハイランを含め周りの植物に陽が当たるようになるが、どんな影響が出るか観察をしていきたい。

動物に喰われたスイカ.JPG
動物に喰われたスイカ

残されたスイカ美味だった.JPG
残されたスイカ美味だった

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折損木の上部を切り落とす

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折損木の伐倒

サイハイランの囲いを整える.JPG
サイハイランの囲いを整える

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柵用材の皮剥き

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柵の更新作業

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植物標本の納入

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ヤマユリ

ヒヨドリバナ.JPG
ヒヨドリバナ

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オニドコロ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重

このコーナーでは、2016年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

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オニドコロ ヤマノイモ科
採集日:
2016年8月28日
生育環境:
アズマネザサの林縁
ノート:
雌株、アズマネザサに絡まり、垂れ下がる
整理番号:
No.12


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受難のサイハイラン、一同、心して守るべし! [よもやま話]

西の谷奥にひっそり自生していたサイハイラン。密林のような雑木林には、ほとんど足が入らず静かに密かに群生していた。山の斜面から陽を求めてさらに傾いたヤマザクラが倒れたら危険と、今年の冬伐倒した。見れば枯れつつあるヤマザクラやコナラが次々と目に付き、さらに数本伐った。だいぶ手が入っていなかった領域なので、いわば「荒れ放題」だった。この伐倒でサイハイランやエビネなども影響を受けたが、その都度整備していた。伐倒して片付けが中途半端のまま昼休みに入ると、N原さんやI井さん、Y元さんなど植生保護メンバーの女性陣がお昼をそこそこに貴重な植物の囲い作りに向かっていた。

手入れした西の谷はその姿を少し変えたが、サイハイランやエビネの群生は残っていた。長池公園園長の内野秀重さんを迎えた植物観察会(2017-05-29)では、サイハイランの群落を見て「こんな大群落は見たことがない」と内野さんの感嘆の声が上がった。ヤマザクラが切られ通路が広くなったため、陽当たりのよい所ができ、陽当たりの善し悪しによって花の色がだいぶ異なっていた。
「内野秀重さんを迎えてのなな山植物観察会」(2017-05-29)

6月末、斜面に立つ3本立ちのヤマザクラがやはり危ないと伐ることになった。密生しているため、ほかのヤマザクラやコナラも4本まとめて伐ることになる。西の谷奥は、倒れた巨木でジャングルのよう。当然サイハイランの群生も甚大な被害。これを片付ける人の足も入り、湿地はぐじゃぐじゃになった。この惨状に高木さんから声が上がった。「一同で片付け、サイハイランの群生を守る!」。4本の倒木を蒸し暑い中みんなで片付け、現れたサイハイランの群生地を囲う。巨木が倒れる密林が、短時間で手入れされた雑木林に戻った。きっとサイハイランが蘇るはず。

サイハイラン.JPG
サイハイラン。サイハイは「采配」に似ていることから名が付いたようだ。采配は、戦場で大将が群生を率いるために振った指揮具。白紙を細く切って房を作り、柄に付けたもの。

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サイハイランの植物標本。記事は2017-01-13

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七夕、織姫と彦星の仲を割いたのは、天帝・黄帝のどっち? [よもやま話]

七夕といえば、織姫と彦星の物語ですが、どんなストーリーか覚えているでしょうか。夏の夜空に輝く星たちのロマンスですね。

天ノ川の側にいた織姫は、機織りの名人。父親の天帝が結婚相手として探し出したのが、働き者の牛使い・彦星でした。結婚したところ、仲が良すぎて仕事をしなくなってしまった。これに怒った天帝が天ノ川の両岸に引き離してしまう。悲嘆に暮れた二人を見て、不憫と一年に一回会うチェンスを作った。その日が七月七日です。天帝が非を改め、一緒にさせればめでたしめでたしで収まるのですが、頑固者ゆえ二人を許さなかったという罪作りな物語です。

一年に一回会うとはいかにもロマンですが、実はかなりハードです。織女星(ベガ)と牽牛星(アルタイル)の距離は14.4光年あります。7月7日に会うためには、7月8日にお互いがヨーイ、ドン!とスタートして、光速の7.2倍のスピード(時速78億km)で走ってやっと巡り会えるということです。1年中超高速で走っているので、機織りや牛飼いといった仕事などしている余裕はありません。会うために1年中走っていることになります。

この物語は中国から入ってきたと伝えられていますが、実は、中国統一の秘話につながっているという説があります。当時の中国には黄河流域に麦作農業の黄河文明と、もう一つ長江(揚子江)流域に稲作農業の長江文明がありました。世界最古の四大文明の黄河文明はよく知られていますが、長江文明は知られていません。それもそのはず、4200年ほど前に黄河文明の黄帝(三皇五帝のうち五帝の最初)が長江文明は滅ぼし、中国を統一しました。このとき稲作文明の側にいた彦星は水牛を使う農夫で、その妻で機織りをするのが織姫でした。戦争に敗れて織姫を北方の黄河流域に連れて行かれた彦星が一年に一度でもいいから会いたいと願い、それが伝説となったという話です。滅びた稲作文明の農民は海を渡って日本に渡来し、稲作を広げたという話に発展します(梅原猛『人類哲学序説』)。

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落ち着きのない子たち、先行きが心配? [よもやま話]

小さいうちは、ジッとできないもの。関心が次々変わり目移りする。あっちに顔を出したと思ったらこっち。落ち着かない。もう少し気持ちを大きくもってどっしり構えていれば、相手からやってくることもあるだろうに。泰然ということを知らない。

昼食どき、テーブルに座っていると、「キセキレイだ!」とM崎さんの声。さすが博学の士。畑をみると、小さく黄色い鳥がピョンピョンと跳ねながらウネの間を行きつ戻りつしている。何か探しものか、虫かな。尾が黄色だ。長い尾をしきりにフリフリするのが、オスマシさんでオチャメ。可愛らしい!

キセキレイは、黄色いセキレイということだろう。で、セキレイとは、背がきれい、から来ているのか。ピンと背筋を伸ばした姿は気品がある。きょう人通りのある駅前を歩いていたら、目の前20cmほど前をハクセキレイが横切った。危なく踏みつけそうになり、伸ばした足を止めた。人を怖れない何とも懐っこい鳥だ。

先日の活動日、畑のお客さんはほかにもいた。モンシロチョウだ。こちらも落ち着かない。ちょっと止まったと思えばすぐ飛ぶ。蜜を探しているのなら、スイカの花ではダメなのだろうか? カメラを向けていたら、「何を撮っている?」とT木さんから声。「モンシロチョウ」と答えたら、「……」。声がなかった!

キセキレイ.JPG
キセキレイ。30倍望遠で追いかけたので、すぐ見失う。ポーズを決めて待つのも必要なはず。

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モンシロチョウ? 羽根の模様から違うチョウかも。蝶博士のA木(賢)さん、鑑定を!

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チョウはどこ? 落ち着きのないチョウ。さて、どこに隠れているでしょうか。

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蒸し蒸し汗ダク、メガネが曇る! 活動記録(2017.7.2) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さん

 活動記録 No. 320 (2017/7/2) を作成しました。(M崎さん)

 前回の活動日が雨で、一週間順延になったせいか、やや参加者が少ない20名の活動になった。雨が降らなくて助かったが、非常に蒸し暑い中を一丸で取り組み短時間で各作業が処理出来た。熱中症予防にこまめに水分補給をするが、汗が流れ出るのは仕方がないが、眼鏡に落ちて来るのは視界不良となるので安全上問題だ。作業後、汗で変色している仲間のシャツの色を見ると、皆よく頑張った!  風呂上がりのビールは旨い、と思う。
 体が暑さに慣れていない夏の初めには、熱中症になり易いので十分に注意しましょう。

次の活動日は 7月9(日) です。
ではまた、なな山でおあいしましょう。

活動概要:
西の谷奥の伐倒した木の片付け、シイタケのホダ木を本伏せ、ヒノキ2本を伐倒し、柵材の準備
参加者:
20人(男性11人、女性9人)
連絡事項:
1. 湿度が高いので熱中症に注意する事。
2. 西の谷奥のサイハンランに被さっている倒木の処理をする。
3. シイタケのホダ木の本伏せをする。
4. 月々の予定表を掲示するので、メールを使っていない人は見て下さい。
5. サイハイランの所を片付けたら、囲いを作り直す。
6. チェンソー目立て講習会 2名参加予定。
7. ヤマユリの支柱立て。
感想:
前回の活動日が雨で延期になり、参加者はやや少なかったが、三週間ぶりの仲間の顔は少し懐かしかった。雨が降らない代わりに、非常に蒸し暑い中を一丸で取り組み短時間で各作業が処理出来た。仲間のシャツの色が汗で変わっていた。

西の谷伐倒木の整理.JPG
西の谷伐倒木の整理

ホダ木の運搬.JPG
ホダ木の運搬

ホダ木の本伏せ.JPG
ホダ木の本伏せ

ヤマユリの保護.JPG
ヤマユリの保護

植物標本の採取.JPG
植物標本の採取

柵の材のためヒノキを伐倒.JPG
柵の材のためヒノキを伐倒

ヒノキの伐倒.JPG
ヒノキの伐倒

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アキノタムラソウ

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エビヅルの実

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ヒメヒオウギズイセン

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なな山緑地の「シノダケ・ヒンメリ」その9:いくつかの「球形の作り方」 [シノダケ・ヒンメリ]

今回は、シノダケ・ヒンメリで作る「球形の作り方」の話をします。

◆正12面体、筋違い補強による60面体球体
その4で、「正12面体」は作ってもふにゃふにゃになってしまうので、筋違いを入れて補強するという話をしました。構成するパーツと同じ寸法で作ると、出来上がった形はデコボコしています。が、かなり丸い形にもなっていました。既に60面体でもあるからです。

60面体.jpg
60面体

そこで、少し工夫をして筋違いの寸法を少しだけ短く変えて作りました。この話も前回しました。出来上がったのが下の図です。丸い球に近づいてきましたよね。そのレシピと作り方を紹介します。

正12面体、筋違い補強による60面体球体.jpg
正12面体、筋違い補強による60面体球体

≪正12面体、筋違い補強による60面体球体のレシピ≫
必要な部材:二種類、合計90本です。
1)正12面体のパーツ:5cmが30本。
2)筋違いのパーツ:4.5cmが60本。

作り方:
1)先ず、「正12面体」を作ります。
2)5cmのパーツを繰り返し五角形になるように編んでいきます(この段階では、ふにゃふにゃです)。
3)次は「筋違い」です。
4)出来上がった正12面体の五角形の面の各々に5個の△を作ることを繰り返します。

手順はこれだけです(筋違いを入れた五角形が増える度にしっかりとした形になっていきます)。
五角形の頂部は、5つのパーツが集まる(奇数な)ので何度もワイヤーを引き出す必要がありますが、その手間とワイヤー端部の処理を除くと難しいことはありません。
形だけ観ると難しそうに思いますが、やってみると簡単に出来上がります。

◆切頂20面体、筋違い補強による180面体球体
もう一つ紹介します。難しいタイトルをつけてしまいましたが、これはその4の回で紹介した下の図の「サッカーボール」のことです。この六角形と五角形の面で出来ているタイプのサッカーボールです。名前があって、「切頂20面体」と紹介されていました。
※「切頂20面体」とは、五角形・12個と六角形・20個で構成される32面体。
これに筋違いを入れることで、球体が出来上がります。
5*12+6*20=180個の三角形・180面体になっています。

切頂20面体、筋違い補強による180面体球体.jpg
切頂20面体、筋違い補強による180面体球体

≪作品のレシピ≫
必要な部材:
1)「切頂20面体」のパーツ、5cmが90本。
2)五角形に入れる筋違いのパーツ、4.5cmが60本。
3)六角形に入れる筋違いのパーツ、5.5cmが120本。合計270本。
*三種類のパーツがあるので、混じらないようにする注意が必要です。

作り方:
1)先ず、「切頂20面体」を作ります。最初に五角形を組みます。
2)次に五角形の各辺に5つの六角形を編み作ります。
3)外側の六角形の二つにまたがって、五角形を作ります。
4)この五角形のまわりに三つの六角形を作ります。
5)3)と4)とを4回繰り返します。
この時点で五角形が6個、六角形15個出来ています(この段階で、ほぼ半分以上が出来ていることになります)。外側が六角形10個で出来た半球状のボウルになります。
6)六角形の三つにまたがって5個の五角形を作ります。
7)作った五角形の残り二辺に六角形を配置するように編みます。
8)頂部に五角形が出来上がって完成です。
9)後は、五角形の各々に5個の筋違いを入れて△を作り、六角形の各々に6個の筋違いを入れて△を作ることを繰り返しつくります。
手順はこれだけです。
筋違いを入れたことで三角形の180面体となります。

簡単に書いてあっても、半信半疑の人のために解説です。
「切頂20面体」は、五角形が12面、六角形が20面で出来ていて、配置のルールがあります。「一つの頂点は、二つの六角形と一つの五角形からなる」というものです。これが、編んでいく時に「ここに何角形を作れば好いかの判断」になります。下の図で確認していただければと思います。

C60フラーレン.jpg
C60 フラーレン

シノダケ・ヒンメリでは、サッカーボールのふにゃふにゃな32面体に筋違いを入れることで、しっかりとした形になりました(なお、ここでも筋違いの寸法を若干変えて作っています)。そのことで、球体の補強と形の補正が同時に出来ていることになります。簡単に球体を作ることが出来る、シノダケ・ヒンメリの特徴です。
一緒に作ってみればすぐ呑み込めると思います。理屈は分かっても、手が動かないという人のために、なな山緑地の会では月に二回の火曜日に一緒に作る機会があります。活動日をホームページで確認して来ていただければと思います。
(中山さん記)

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